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<<   作成日時 : 2003/07/25 03:43   >>

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icon 昨日のTBS「News23」をちらと観たら、自民党の野中広務 元幹事長が出演しており、イラク復興支援特別措置法案ほかの話題について述べていました。
 以前も書いたことなんですけど、こと戦争ということに関しては、野中元幹事長はかなりマトモな意見の持ち主です。今回のイラク復興支援法案が国会を通るか通らないかは、戦後の日本の歴史のひとつの分岐点になるという意見には、私も同感です。
 半ば形骸化しつつある憲法九条ですが、ゴマカシながらも何とか体裁を保っているのは、自衛隊派遣に国連の決議と「後方支援」という2つの大義という裏付けがあるからでしょう。しかし、今回のイラクの件に関しては、米英が偽りの大義をもってなした侵略戦争であり、戦争終結宣言がなされた後も、治安の回復は遅々として進まないばかりか、今もってゲリラ戦という形で断続的な戦闘状態にあります。
 そんな何のために行われたかも定かでない戦争の後始末のために、戦闘状態にある地に自衛隊を派遣する。しかも、それは国連主導によるものではなく、この戦争を仕掛けたアメリカの要請によってです。そんな状況下で、自衛隊派遣が実際に行われれば、憲法第九条は完全に形骸化し、ゴマカシの言葉さえ並び立てれば何でもありという状況になります。
 復興支援法案の自衛隊派遣には、「非戦闘地域」に限るという条項がありますが、ゲリラ戦が行われているイラク国内のいったいどこに「非戦闘地域」があるというのでしょうか。ゲリラ戦は隙あらばどこでも行われます。それで派遣された自衛隊員が戦闘行為に巻き込まれた場合、いったいどんな申し開きをするというのでしょう。それは「ゲリラ戦」という戦闘状態ではなく、テロ行為であり、戦闘行為には当たらないとでも言い逃れるのでしょうか。
 だいたいが、自衛隊派遣を強硬に行なおうとしている当の首相本人が、党首討論で「非戦闘地域は存在していると思う」なんてことを言いながら、「どこが非戦闘地域で、どこが戦闘地域なのか、いま私に聞かれたって分かるわけがない」などと、無責任な発言をしている始末です。そんな無責任極まりない首相が強引に押し通そうとしている偽りに満ちた法案によって、自衛隊が派遣されれば、否が応でも日本の戦後の歴史は変質させられてしまいます。

 また、自民の総裁選が近いということで、野中元幹事長、この小泉首相についても述べてましたけど、その言葉にも同感でした。小泉首相、わかりやすくインパクトのあるスローガンを掲げるのはイイけれど、そのスローガンを繰り返すばかりで、具体的な方策もなければ、将来へのヴィジョンもない。
 あるのは、空念仏と化したスローガンと、乱暴な開き直りの言葉。そうして、掲げたスローガンは何ひとつとして実現していない。それでも、支持率は高いから、始末に負えない。
 あたしゃ、森前首相が戦後最低の総理大臣だと思っていましたけど、森前首相は大バカである上に、支持率も低かったから、まだマシだったようです。高支持率を背景に、聞こえのイイ言葉をバラまいてやりたい放題の小泉首相は、戦後最低ではなく、戦後最悪の総理大臣ですね。

 あたしゃ、自民党は大っ嫌いですし、野中元幹事長も嫌いですけど、イラク復興支援法案と小泉首相の件に関しては、支持せざるをえません。思わず、「頑張れ、野中っ!」と言っちゃいたくなるぐらいですが、それで小泉首相が総裁選で敗れ、野中元幹事長らが擁立する候補が自民総裁になり、首相になるというのも、これまたアタマの痛いこと。「ナイフでめった刺しにされて殺されるのと、首を絞められて殺されるのと、どちらを選ぶ?」と言われているようなもんです。

 そう言えば、イラク戦争ということで、「千人折」プロジェクトなるものもあったようですね。あたしゃ、イラク戦争が開始されたときにはもはや冷めきっていたので、興味もなかったのですが、かなりの反響があったようで、その後、寄せられた言葉は一冊の本にまとめて出版されることになったとのことです。
 反戦の言葉を述べるということについては、言うことはありません。しかし、それを出版化するとは何という恥知らずな行為でしょう。そんなに自分たちのしたことを形に残しておきたいのでしょうか。戦争も防げず、無力でしかなかった言葉を、単に自分たちが反戦運動をしたという証のために残す。何という自己満足。感傷を糧とし、偽善をまとった自己満足には虫酸が走ります。

 そんなプロジェクトに参加した人たちは、その後、イラクの状況がどうなっているか、また、イラク戦争に関しての米英や日本の動きはどうなっているかなどについて、新聞なりニュースなりを見て、きちんと追っているのでしょうか。
 なぜ今回の戦争が起きたのか、戦争を起こさないためにはどうすればいいのか、さらに、戦争とはいかなるものなのかなど、そうしたことをわずかでも理解するために、戦前、そうして戦中には見えてこなかったものが出てくる戦後の動きをしっかりと見てゆく必要があります。
 また、先に述べた政治ということで、ここにきて解散総選挙の話が騒がしくなっていますが、反戦運動ということで、まず私たちができることは選挙で一票を投じることです。「千人折」プロジェクトなるものに参加し、選挙権を持っている人たちの中で、これまで国政選挙に行ったことがある人はどれぐらいいるのでしょうか。
 まあ、過去のことを問うても仕方ありません。しかし、反戦などということを口にするのなら、次回の総選挙には必ず投票に行くように。そうして、今回のイラクへの侵略戦争を支持し、是が非でも自衛隊を派遣しようなどという輩には投票しない。それが、「反戦運動」ということなのではないでしょうか。

 って、あ〜、もうこんな時間だよ。寝よ寝よ。
 おやすみなさ〜い。

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