無敗3冠馬として初めて凱旋門賞に挑んだディープインパクト(栗東・池江泰郎、牡4)は3着に惜敗。日本馬初の世界最高峰レース制覇の快挙は成らなかった。ロンシャン競馬場に駆けつけた4000人以上の日本人ファンの大声援を受け、直線ではいったん先頭に立ったが、“伏兵”の2頭にかわされた。武豊騎手(37)=栗東・フリー=は「残念です」と無念の表情だった。 圧倒的な強さをもって無敗の三冠馬となったばかりか、春の天皇賞と宝塚記念も圧勝し、有馬記念で唯一先着を許したハーツクライがキングジョージで好走したものですから、「日本馬による凱旋門賞制覇」と期待は高まる一方でしたけど、夢はあっけなく散ってしまいました。 しかも、引用した記事では「惜敗」となっており、実際、1着から3着までの着差も開いていないとは言え、レースを観たかぎりでは「完敗」と言った方がイイ結果でした。 スタート直後から常に前目での競馬となり、マークされるやや苦しい展開。淡々としたペースでレースは進み、直線入り口では先頭に押しだされたものの、鞍上の武騎手はじっと追い出しを我慢。代わってレールリンクが先頭に立ち、ゴール前200Mあたりから武騎手も追い出しにかかり、100M付近ではレールリンクを差し返して先頭に立ったものの、そこから伸びず、再度レールリンクに交わされ、50M手前になると、ばたっと足が止まり、プライドにも交わされての3着。 終始マークを受ける展開だったということを考えると、健闘したと言いたいのですが、ゴール前で伸びを欠いたばかりか、最後は足が止まっての3着という結果では、あえて「完敗」というきつい言葉を口にせざるをえないです。あの結果を見るかぎり、「勝ちはなかったな」というのが私の正直な感想です。 確かに、ディープインパクトの斤量は59.5kgで、3歳馬であるレールリンクの56kgとの間には3.5kgの斤量差がありました。また、レース前には「三強」とされていた他の2頭、ハリケーンランとシロッコには余裕をもって先着しているのですから、その点は高く評価できます。しかし、凱旋門賞を勝つということでは、あのレース結果では「無理だったか」となってしまいます。 ゴール前の「さあ、これから」というところで、いつものような伸びを見せることがなかっただけでなく、最後は失速して6歳の牝馬にも交わされたのは、おそらくスタミナ切れでしょう。440kgほどの体重であるディープインパクトには、59.5kgの斤量とロンシャン競馬場の馬場はやはりきつかったのだと思います。 また、終始マークを受ける展開だった上に、道中、多少行きたがる素振りも見せていましたから、そこでもスタミナのロスがあったのかもしれません。それに、実況中継で姿を見たところ、馬体が気持ち薄いかなという感じもしました。 勝ったレールリンクとの3.5kgの斤量差は、レースの施行条件がそうなのですからどうしようもありません。ロンシャン競馬場の芝コースというのも、変えようがありません。 ですから、ロンシャン競馬場で行われ、3.5kgの斤量差があって3歳馬が有利である凱旋門賞において、スタミナ切れを起こして負けたということは、「勝つ」ということでは致命的であり、「完敗」と言うよりほかないのです。 ただ、1着のレールリンクがロンシャン競馬場を得意とし、前哨戦を使ってきていたことや、ディープインパクトの馬体が少し薄く見えたこと、道中、やや行きたがっていたことなどを考えると、「ぶっつけではなく、ひとつレースを使っていたら」なんて思いがあることも確かです。 どうしてぶっつけだったのでしょうね。わずかに「残念だな」「せっかくのチャンスだったのにもったいないな」と感じるのは、唯一、その点においてです。 と、厳しいことを言っていますが、ディープインパクトの健闘には「負けはしたけれども、良く頑張った」となっています。結果的には3着で「完敗」でも、あのレース内容を見るかぎりでは「3着致し方なし。良くやった」と納得しています。 今回、残念ながら夢は叶いませんでしたけど、夢はまたいつか見られることでしょう。 |
| << 前記事(2006/09/28) | トップへ | 後記事(2006/10/03)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
ディープインパクトは凱旋門賞3着!厚かった「欧州」の壁・・・前編(動画)
日本時間の2日深夜に行われた欧州競馬3大レースの1つ、第85回のフランス凱旋門賞で日本のディープインパクトは惜しくも3着に終わりました。 ...続きを見る |
マチルダベイビー! 2006/10/03 14:53 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2006/09/28) | トップへ | 後記事(2006/10/03)>> |