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zoom RSS さすがは中国、さすがは日本

<<   作成日時 : 2008/01/31 23:55   >>

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icon というのは、もちろん、中国で製造された冷凍餃子に農薬の成分が混入していた事件のことです。

日本たばこ産業(JT)子会社の「ジェイティフーズ」(東京都品川区)が輸入した冷凍ギョーザを食べた千葉、兵庫両県の3家族計10人が下痢や嘔吐(おうと)などの中毒症状を訴え、このうち、女児(5)ら3人が一時重体になっていたことが30日、わかった。いずれも中国の食品会社「天洋食品廠公司」の製造。両県警がギョーザを鑑定したところ、メタミドホスなど有機リン系農薬の成分が検出されたため、ジェイティフーズは同公司製造の23品目、約58万点の自主回収を始めた。

 以前から中国の野菜における農薬の問題は指摘されてきましたが、今回の件に関しては、薬物中毒が起きた早さとその症状の激しさから、残留農薬が原因とは考えにくいとのことです。しかし、故意に入れられたのでなければ、製造過程のいずれかでメタミドホスが混入したことは間違いないです。
 日本でも製造過程で製品に異物が混入してしまうことはありますが、急性中毒を起こすほどの薬物が混ざってしまったという事例は記憶にありません。そんな有害薬物が高い濃度で混入してしまう事故が起きるというのは、いかにも中国らしい。そう感じてしまうのは、中国に対してネガティヴな感情を抱いている私の偏見でしょうか。
 さらに、メタミドホスがかなりの濃度で混じっていたということもさることながら、それがいつどのようにして入ってしまったのかということを特定できていないのも、安全管理や製造管理における杜撰さの現われであり、余計に「さすがだね」という思いを強めてしまっています。
 ただし、急性中毒が起きるほどの薬物が混入していたことを考えると、「いくら何でもそこまでは」という思いも湧き上がってきて、「故意犯の可能性もあるのでは」とも考えています(でも、そうなると、日本を標的にしたのかどうかということが問題になってくるかな)。

 深刻な中毒被害をもたらした中国製ギョーザ。千葉県と兵庫県の計3地点で起きた中毒を線で結ぶと、浮かぶのは嘔吐(おうと)、下痢、低体温など、死さえ予期させる有機リン系毒物特有の症状だ。毒物はいつ、どのようにギョーザに入り込んだのか。情報が不十分ななか、専門家はいくつかの可能性を指摘する。

 ギョーザの具の野菜に残った農薬が原因という可能性を指摘するのは、毒物に詳しい田坂興亜・元国際基督教大教授だ。メタミドホスは水溶性で野菜などを洗っても落ちず、組織内に浸透する。

 「中国では収穫直前まで農薬をかけることも珍しくない。具になった野菜の一部に極端な高濃度で残った農薬が中毒を引き起こした可能性は否定できない」

 しかし、症状の激しさから、「残留農薬説」には否定的な見方が強まっている。

 財団法人日本中毒情報センター理事の内藤裕史・筑波大名誉教授によると、メタミドホスは体重10キロの幼児なら0.3ミリグラム(推定値)という数滴にも満たない微量で中毒を起こす。一つの野菜の残留農薬は多くてもその1000分の1程度。急性中毒を起こすなら常識では考えられない量の野菜を一度に食べることになるという。

 毒物学の専門家には、ギョーザの打ち粉に粉末の殺虫剤が紛れ込んだなど、毒物が直接混入したとみる人が少なくない。残留農薬が原因なら、なぜパッケージからも毒物が検出されたのかという疑問が残る。

 一方、今回の冷凍餃子による薬物中毒被害はすでに昨年末に千葉で起きており、その後も今月の6日にも兵庫で毒物中毒症状を起こした事件があったとのことです。これら2つの事件があった時点でしっかりとした調査を行ない、原因を究明していれば、今回の被害は防げていたはずです。にもかかわらず、被害は起きてしまい、今ごろになって大騒ぎ。さすがは日本です。
 さらに、今回はお役所の対応の杜撰さばかりでなく、職員のファックス送信ミスという大チョンボつき。兵庫県での事件の際、県より報告を受けた東京都がジェイティフーズがある品川区に調査を依頼したのはイイが、その時送ったファックスで、よりによって肝心の有機リン系中毒症状を記したページを送信し忘れたとのこと。
 んでもって、そのことに関して会見した際の都のコメントが「その後の対応に変化があったとは思わないが、ミスが起きたことは申し訳ない」と、実にふるっています。「ミスはしたけど、そんなの関係ねぇ」って、人のことナメてません?
 対応は杜撰、言い逃れは上等、責任回避の姿勢はご立派、実に日本らしいです。こうしたお役所の対応が明らかになってゆくにつれ、今回の事件で真っ先に感じた「さすがは中国」なんて思いなど、へなら〜っと萎んでゆくばかりで、その代わりに「うむ、これぞ日本。さすがだ」という思いがどすんどすんと重く積み重なってゆきました。

 中国製冷凍ギョーザによる毒物中毒は、最初の被害とみられる昨年末の千葉市の事例から30日に公表されるまで、ひと月余りもかかった。輸入元のジェイティフーズを所管する東京都に兵庫県から一報が入ってからも23日経過。行政機関が事態を見極められない間に、被害は広がった。

 兵庫県には今月6日午前11時ごろ、病院に運ばれた同県高砂市の親子3人が毒物中毒症状を起こしているとの一報が入ったが、公表は見送った。県担当者は「国内で誰かが混入したという、事件性が高い事案と判断し、捜査を優先させるべきだと考えた」と説明する。

 同県から都に連絡があったのは、7日午前9時ごろ。ジェイティフーズの本社が品川区にあるため、調査を依頼された。

 区が同社に聞き取りをしたところ、健康被害の報告は他に入っていないことが判明。都は(1)製品自体の問題だと断定できない(2)農薬系中毒は故意に誰かが毒物を入れるケースが多い(3)家庭内の事件なら公表には人権上の問題もある――として、公表を見送ったという。

 ジェイティフーズが輸入した冷凍ギョーザをめぐる中毒問題で、兵庫県から中毒発生の連絡を受けた東京都が、同社のある品川区に調査を依頼した際、ファクス送信ミスがあり、肝心の有機リン系中毒症状の有無が区側に伝わっていなかったことが分かった。会見した都は「その後の対応に変化があったとは思わないが、ミスが起きたことは申し訳ない」としている。

 都によると、1月7日午前9時ごろ、兵庫県から「5日にギョーザを食べた3人に血中コリンエステラーゼ活性低下など有機リン系中毒症状が出た」との連絡があり、ジェイティフーズへの調査を求められた。都は同日午前、品川区に対し、同社への調査を求めるファクスを6枚送信。しかし、本来伝えるべき有機リン系中毒症状を記した紙を送っていなかった。

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