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<<   作成日時 : 2008/09/28 07:59   >>

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icon 大臣に就任して早々にアホ馬鹿な発言をした中山国土交通大臣が、28日に辞任することが決まったとのことです。

 「日教組が強いところは学力が低い」などと発言し、野党から辞任を求められていた中山国土交通相が28日に辞任する見通しとなった。政府・与党内で、国会審議や総選挙への悪影響を避けるため、早期に事態を収拾する必要があるとの判断が強まった。政権発足直後の閣僚辞任は、解散総選挙に臨む麻生首相と与党にとって大きなダメージとなりそうだ。

 当然といえば当然。これまで何度も問題になってきた「日本は単一民族」などという愚かなことを口にし、成田空港の問題に関しては、「ごね得というか戦後教育が悪かったと思いますが、公共の精神というか公のためにはある程度は自分を犠牲にしてでも捨ててもというのが無くて、なかなか空港拡張もできなかった」と、地元の人たちを愚弄したばかりか、長い年月の末、ようやく地元住民と国の関係の修復が進行しつつあるというのに、大臣自らがそれをぶち壊しにしてしまいかねない始末。
 また、戦後教育ということでさらに舌が滑らかになったのか、「日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」と言い出しただけでなく、自ら提唱した全国学力調査についても「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」なんてことまで口走る。

 これでその見識を疑われないはずがありません。日本が単一民族でないことは明らかです(もっとも私は「民族」なんて曖昧で怪しい区分けを認めちゃいないし、仮に認めたとしても日本民族なんてものは雑種民族だと思っている)。
 成田空港問題で地元住民がゴネたのは、好きでそうしたわけではなく、ゴネざるをないような状況を国が作り出したから。こんなものは戦後教育も糞もへったくれもない。そもそも、テメェたちにとって都合のイイものだけを「公共」とし、強引に事を進めたから成田闘争のようなことが起きるという根本のところを理解していない。
 全国学力調査に関しては、もう論外。「日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから」などという自らの仮説を立証するために、多くの費用と労力、時間をかけて、学力調査を行なうって、生徒たちをはじめ、教師や親、と言うより人というものをいったいなんだと思っているのでしょう。そんな仮説の立証につきあわせれたんじゃ、たまったもんじゃありません。

 これらの暴言に関して、当の中山国土交通大臣は前二者については一応は謝罪。もっとも、「誤解を招く表現だった」だとか、「私人としての発言と公人としての発言は区別すべきだとあらためて認識させていただいた」などと、本当に申し訳ないと思っているわけではなく、単に「うるせぇ連中が押しかけてきたから、とりあえず謝っとけ」程度の、政治家には良くある謝罪です。
 ただし、日教組の件に関しては、形だけの謝罪も行なう気はナシ。「所管事項ではないので」と発言の意図なども語らず、すっとぼけ。
 こうしたことだけでも、もう十分に辞任させられても不思議ではないというのに、この中山老害時代錯誤大臣、27日の自民党宮崎県連の衆院選候補者選考委員会で、「日本の教育のがんが日教組。日教組をぶっ壊すために私は火の玉になる」とまで言い放つ始末。ここまで来ると、もうアッパレとしか言いようがありません。

 中山国交相は27日、地元・宮崎市であった自民党宮崎県連の衆院選候補者選考委員会に出席した。あいさつの中で中山氏は「成田『ごね得』」「日本は単一民族」との発言は謝罪したが、「日教組の強いところは学力が低い」との発言は撤回せず、改めて「日教組は解体する」「日教組をぶっ壊せ」と強調。さらに、日教組が民主党の支持団体であることなどを指摘し、「小沢民主党も解体しなければいけない」と批判した。

 が、しかし、ここで疑問が湧き上がってきました。
 この大臣がいくら馬鹿で大きなカン違いを起こしているにせよ、現在の状況でここまでのことを言い放てば、自分が辞任せざるをえなくなるのは必然であるということぐらいはさすがに理解していると思います。それでもなお、大臣の座を捨ててまでここまでのことを言い放ったその真意と意図はいったいなんだったのか。私にはその推測がつきません。
 はじめのアホ馬鹿発言に関しては、大臣になって調子に乗ったバカがつい口を滑らし、本音を言ってしまったということで片づけることができます。しかし、27日の日教組に対しての発言は、調子に乗ったで片づけられるものではありません。ここまで言う以上すでに辞任は覚悟の上、言葉による自爆テロです。
 しかも、発足まもない麻生内閣にとって、閣僚のひとりが問題発言で辞任ということになれば、これは政権にとっても、政権与党である自民党にとっても、大きな打撃となるのは確かなことです。自分ひとりの地位だけでなく、政権にまで痛手を与えてまでこの発言をした理由はいったい何なのか。考えれば考えるほど、訳がわからなくなってきます。

 ぽろっと口にした言葉でやいのやいの言われ、単にヤケを起こしただけなのか。本音も自由に言えない大臣という座に再び就いてみて、すぐさま嫌気が差してしまったのか。国土交通大臣にはなりたくなかったのか。それとも、なりたくてなったんだけど、いざその座に就いてみると、辞めたくなってしまったのか。
 その発言内容を割り引いて考えたとしても、本当に日教組は教育にとっての癌であり、自らの発言で問題提起をし、差し違えてでも解体せねばならない相手だったのか。
 それとも、実は麻生首相か自民党に怨みがあり、いつか致命的な打撃を与えようとその機会を狙っていたところ、その好機が訪れ、ここでそれを実行に移したのか。

 何だかあれこれ考えられますけど、本当のところはいったいどうなんでしょう。
 問題発言に関しては、本人の辞任をもって幕引きちゃんちゃんとなってしまうのかもしれませんが、どうにも理解しがたい一連の放言劇です。

【参考記事】
asahi.com中山国交相が『誤解を招く表現』を連発、撤回
asahi.com国交相『申し訳ない』『所管でない』『文科省に聞いて』
asahi.com中山国交相、27日の主な発言

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