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その映画とは「SF/ボディスナッチャー」(1978年)。主演ドナルド・サザーランド(「24」のキーファー・サザーランドの親父さん)、共演にレオナード・ニモイ(ミスター・スポック)、ジェフ・ゴールドブラム(ハエ男)。宇宙より漂流してきたエイリアンが、睡眠中の人の形態をコピーした上その人を吸収し、当人と入れ替わって、徐々に町を乗っ取ってゆくというストーリーの作品です。 この映画の中で、まだ人間である主人公たちがエイリアンに入れ替わられた振りをして町をゆくシーンがあり、そのとき、道端をとことこと歩いてくるのが人面犬。これは、ホームレスと彼が連れていた犬が一緒に寝ていたため、融合した形でコピーされてしまったものです。そうして、人の顔をした犬に見上げられた際、彼らのうちの一人が思わず驚きの声を上げてしまったために、人間であることがバレてしまうという話の展開になっています。 この映画、人気がなかったのかあまり知られておらず、テレビでもほとんど放映されたことがなく(あたしゃ、一度しかテレビ欄で見たことがない)、レンタルビデオ屋さんでも見かけたことがありませんでした。そのため、人面犬の元ネタがこの映画にあることも知られていなかったのでしょう。 現在はDVDが発売されていますから、ぜひご覧になってみてください。制作された当時とすれば特撮もしっかりしているし、ストーリーもおもしろく、楽しめる作品だと思います(エイリアンと人が入れ替わるシーンが気色悪くてイイのよ、人面犬もかわいいし)。 あと、人面犬ということで、この噂の中にある車と併走して走るというのがありますけど、これは乳母車ババアの話を元にしているのでしょう。乳母車ババアの話というのは、車を運転しているときにふと窓の外を見ると、乳母車(もしくは買いものカート)を押した腰の曲がった老婆の姿があるというものです。亀山湖に釣りに行く途中、「おい、ババアいねぇか」なんてことを良く言っていました。 確か乳母車ババアにも元ネタがあり、江口寿史の「すすめ!パイレーツ」の中に、このババアが登場してきたような記憶があります。
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