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数にものを言わせた国会運営で、ついに今日15日、改正教育基本法が参議院で可決され、成立しました。 先の衆院選での造反議員に対する復党問題に関しては、まだ目をつぶりましょう。あんなものは与党として権力の座に居座り続けることだけが目的の自民党からすれば当然のことであり、予想しうることです。 そんな自民党が政権を担っている限り、郵政民営化だとか改革路線だとかいったものも、所詮はパチ屋のイベントと同じでただのガセ、ぼったくりです。ですから、造反議員が復党しようがしまいが、郵政民営化などというまやかしの改革には、たいした影響はありません。元から体裁を整えただけのものなのですから、造反議員がそこにちょっかいを出したところでその形がちょっと変わるだけ、まやかしであることはもちろんのこと、国民の益にはならないという点も変わりありません。 ですから、造反議員の復党問題には「はっ、やっぱりね」と嘲笑交じりの言葉とともにまだ目をつぶることができるのです。しかし、教育問題に関しては、そうは行きません。 郵政民営化だとか、自民党の腐敗ぶりだとか、安倍総理の支持率低下だとか、そんなことはあまりに当たり前すぎて、もううんざり。今さら問題視する気も、とやかく言うつもりも起きて来やしません。今ごろになってもそんなことを問題視している平和ボケしているアホどもには、「なら、どうしていまだに自民党が与党なんだ。死んでろ、ボケ」と、そんなことより自民を支持している連中を地獄送りにしてやりたいぐらいです(バカは死ななきゃなおらない、あっは〜ん♪)。 しかし、教育問題に関してだけは話は別。ここまで腐りきった社会を作り上げてきただけでも罪は重いというのに、次の世代を育てるための根幹である教育制度までガタガタにしてしまったら、末代までその罪を背負うこととなり、この国は本当に終わりです。もちろん、今の教育制度が適切であるわけではありません。適切であれば、ゆとり教育の弊害や進学率至上主義、イジメの問題などは生じていません(って、ゆとり教育の弊害も進学率至上主義も、それを生み出したのは制度をいじくった大人なんだけど)。 しかし、たとえ適切ではないにしろ、それでも何とか教育の現場が成り立っていたのは、多少なりとも良心を持った誠実な先生たちの働きがあったからでしょう。ですが、今回の改正教育基本法は、そうした先生たちを完全に駆逐するものになっています。 今回の改正教育基本法で、問題となっているのは、「公共の精神を尊び」という文言と、「伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛する態度を養う」と上っツラだけを取り繕ったいわゆる「愛国心」の条項です。このことを取り上げると、のーたりんな保守派の人間から「大げさなんだよ。そうしたことを教え込まなかったことが戦後教育の弊害だったんだ」とすぐさま反論が返ってきそうですが、これは大げさでもなければ、戦後教育うんぬんの問題でもありません。 「公共の精神」なんてものは、学校教育だけの問題ではありません。家庭や地域、社会、すべての場における問題であり、要は日常生活における問題です。その日常生活において「公共の精神」なるものが欠落しているのは、学校での教育以前に、日常生活全体において「公共の精神」が失われているということです。それを学校教育だけでどうこうしようというのですから、「アホか」です。 だいたいが、日常生活において周囲を見回してごらんなさい。大人たちがどれほど「公共の精神」を欠いた行動を取っているかなんてことは、うんざりするほど見ることができますから。大人自らが範を示さず、いったいそれでどうやって子供たちを教え育てて行けと言うのでしょうか。 それに、そんな「公共の精神」が欠落した大人たちが口にする「公共」なんてものが信用できるはずがありません。そんな連中が言う「公共」とは、自分たちにとっての「公共」であり、自分たちに都合がイイように個人を利用するための謳い文句にすぎません。そんな特定の誰かさんたちのための「公共」なんてものを見せつけられ続けてきたら、「公共の精神なんてクソッ喰らえっ」となるのは当然です。 にもかかわらず、教育基本法を改正し、そこに「公共の精神を尊び」なんて文言を盛り込めば、それで「公共の精神」なるものが子供たちの心に育まれてゆくなどと思っているのは、よっぽどオツムの暖かいおめでたい御仁です。もちろん、ゴリ押しで改正教育基本法を通した連中は、そんなおめでたい連中ではありません。改正教育基本法にある「公共の精神」の「公共」とは、彼らにとっての「公共」であり、誰にもにとっての「公共」ではありません。 「公共の精神」なんてことだけでもいかがわしいというのに、「伝統と文化を尊重し、我が国と郷土を愛する態度を養う」と糊塗された「愛国心」の条項に関しては、いかがわしさを通り越して恥知らずとしか表現のしようがないです。愛されたかったら、愛されるだけのものを身に付けようとするのが先決。性格もだらしなければ、見た目もみっともない。おまけに金遣いまでもが荒い。そんな女に誰が惚れるというのでしょうか。これじゃ「私を愛して、愛して」とつきまとってくるストーカーです。 そうして、朝日新聞の記事によれば、件の安倍晋三君は、「日本の伝統と文化を学ぶ姿勢や態度は評価対象にする」と答弁してるとのこと。やはり最低最悪の総理大臣の称号は免れえそうにありません。 と、ここまでは改正教育基本法の影響を受ける対象を子供として見てきましたが、実はこれは二次的な問題です。教育基本法、ひいては教育改革でまず第一に影響を受けるのは、現場の先生たちです。国歌斉唱・国旗掲揚問題を見てもわかる通り、お上が「やれ」と言えば、その通りにさせられ、それに従わない者は処罰されるというのが、この国の教育行政です。 国歌・国旗問題に関しては、一概にその強制を悪とすることはできませんが、教育基本法という教育全体に関わることでは話が違ってきます。教育基本法は、教育のための法律であり、教育を受ける子供たちのための法律と言えば聞こえはいいですけど、要は教育行政を取り仕切るための法律であり、現場の先生たちを縛るための法律です。 その法律において、誰のものだかわからない「公共」といういがかわしいものの「精神」を「尊重」せよと強制され、「国を愛せ」などとされたら、マトモな先生は教育の現場から駆逐されてしまうことになります。マトモな精神と知性の持ち主であれば、改正教育基本法を作った連中が口にする「公共」と本当の「公共」が別モノであることは自明のことですし、「国を愛す」ということが国家や政治家に唯々諾々と従うことではないということも理解しています。それ以前に、「公共の精神」だとか「愛国心」だとかいったものが、お上から強制されて身につくものでもなければ、そんなことを強制されること自体が間違っていると言うことをわかっています。 しかし、改正教育基本法は、そうしたまともな精神と知性の持ち主を真っ向から否定する法律となっています。無論、法に反すれば処罰されます。これでどうしてマトモな先生が生き残れると言うのでしょうか。学校に残るのは、この改正教育基本法と、これから成立してゆくであろう関連法案に従順に従い、外部に対しては文科省や教育委員会、校内では校長や教頭など、上に阿諛追従し、生徒のことよりは、まず自らの保身と、ロクでもない教員ばかりとなってゆくことでしょう。 この影響は、かつて「ゆとり教育」が導入された際、公立学校でまずその弊害が現われたのと同様に。まず公立学校において顕著に現われてくるはずです。教員の交代といったこともあるかもしれないので、その影響が問題として顕在化してくるのは「ゆとり教育」の時より時間がかかるかもしれませんが、10年は必要ないでしょう。この改正教育基本法が再改正されることなく運用されてゆけば、10年も経った頃には、公立学校は目も当てられない状況になっています。 そうして、おそらくその頃には、イジメ問題も陰湿な形をとらず、より明確なものとなっているはずです。また、教員間でのイジメもより顕在化しているかもしれません。何しろ「公共の精神」だとか「愛国心」なんて大義名分があるのですから、スケープゴートを仕立て上げるのは、現在よりも簡単になっているのですから。 ここで私が書いたことを大げさだとか、杞憂だとか思った人は、5年後、10年後になっても、そう思えるかどうか身をもって確かめてみてください。この手の予想、私はまず外しませんから。 |
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教育基本法と防衛省
15日、気になる二つの法案が成立した。教育基本法改正案と防衛庁の「防衛省」昇格案だ。改正教育基本法、防衛庁の省昇格法が成立(NIKKEINET)これにより、防衛庁長官は「防衛大臣」となる。今まで内閣府の一部だったがはっきりと独立した存在になった。15日夜の報道... ...続きを見る |
りゅうちゃんミストラル 2006/12/16 09:36 |
教育基本法改正議員が国賊と呼ばれる日は来る
「国家100年の大計」といわれる国の根幹を成す教育に関する法案がわずか100時間足らずの審議&「ヤラセ」と「シカト」と「ワイロ」のタウンミーティングの現場とあわせて、後の世に全員A級戦犯と呼ばれる可能性がある位の国& ...続きを見る |
らんきーブログ 2006/12/16 17:13 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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じみんとうの人ら、学校の荒廃やら、いじめやら、ぜんぜん関心ないと思うよ。たぶんね、将来、徴兵制度、発足させると思うよ。そのための基礎固めやね。もう、かなりね、この国、やばい状況。若者の失業人口、多くなってきてるでしょ。あめりかさんには、いつまでも用心棒してらんないから、って言われてるしね。安定した職に就けない若者たちを兵隊にしちゃったら、一石二鳥。もやもやした若者も、けっこう、救われるかも。でもな…、歴史はくりかえすのかな。ひと、増えすぎてるからなぁ。 |
らいあんのむすめ 2006/12/17 01:09 |
らいあんのむすめさん、はじめまして。コメント、ありがとうございます。 |
鈴実 2006/12/17 05:30 |
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